第26回佐賀県青春寮歌祭に参加

Posted by on 11月 24, 2018 in 未分類

2018年11月24日(土)第26回佐賀県青春寮歌祭に参加しました。これは旧制高校・大学の卒業生らが校歌・寮歌を披露するもので、同志社校友会佐賀県支部は7番目に出場。関西大学の同窓会である佐賀千里会とのジョイントで登壇し、「若草萌えて」と「college song」の2曲を歌い上げました。
この寮歌祭は、北海道大学同窓会を中心とする事務局のお世話により続けられているもので、毎年北大同窓会さんが最初に登場され、札幌農学校校歌「永遠の幸(とこしえのさち)」を披露されます。この曲は同志社大学の応援歌「若草萌えて」とメロディーが同じ。もとはアメリカの行進曲をルーツとする曲だそうです。新島襄がアマースト大学に留学していた時期、同学で教えていた教師のひとりが、のちに札幌農学校教頭として赴任するウィリアム・スミス・クラークです。また札幌開府の父とうたわれる島義勇(しま・よしたけ)は旧佐賀藩士。初代開拓長官は旧佐賀藩主鍋島直正(閑叟)でもあり、校歌・応援歌を通じ、佐賀と札幌、同志社の広いつながりに想いを新たにしました。

寮歌祭参加後は、明治150年を機に開催中の「肥前さが幕末維新博覧会」の会場のうち、メイン会場の幕末維新記念館と佐賀藩主鍋島家伝来品を展示する徴古館を見学しました。ところで、同志社英学校草創期にとって欠かせない存在が熊本洋学校出身者の「熊本バンド」。明治3年(1870)に細川護久が熊本藩知事に就任し、藩政改革の一環として翌年開校したのが熊本洋学校です。その細川護久の妻は佐賀藩主鍋島直正の二女宏姫(ひろひめ)。佐賀からみた同志社、熊本・札幌と、歴史の縁を幾重にも感じる一日となりました。