2017年度支部総会と第13回一般公開講演会を開催
2017年7月22日(土)、佐賀市のホテルマリターレ創世で平成29年度佐賀県支部定期総会を開きました。支部会員約30人が参加し、2016年度事業報告と決算、2017年度事業計画が承認されました。
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定期総会に先立ち、佐賀県支部が歴史・文化や現代における政治・経済など、幅広いテーマで取り組んでいる一般公開講座の第13回を15時から開催しました。今回は元同志社大学 文化情報学部教授の狩野博幸先生をお招きし「若冲と売茶翁 ―ふたりの精神史」の演題でご講演をいただきました。
創造的な絵画で知られる若冲は、絵画を一斗の米に換え売ることを意味する「米斗翁(べいとおう)」と称しました。朱子学の考えのもと、賤しいとされていた商人であることを、若冲が堂々と名乗ることがでいたのは、茶を売った「売茶翁(ばいさおう)」の生き方に倣ったことなど、若冲と佐賀出身の売茶翁の精神上の繋がりについて詳しく掘り下げてご紹介頂きました。若冲ブームの仕掛け人にして、若冲研究の第一人者狩野先生による熱のこもったお話に、約150名で超満員の開場は熱気に包まれました。
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その後の懇親会には、藤沢副学長、ご講演を賜った狩野先生、校友会長谷川副会長をはじめ、福岡・熊本・北九州・久留米の各支部・クラブ、関西学院同窓会佐賀県支部からもご臨席を賜り、最後はOne Purpose & 同志社チアーで意気を揚げて締めました。