第3回一般公開講演会「大隈重信と同志社」を開催
佐賀県支部が歴史・文化や現代における政治・経済など、幅広いテーマで取り組んでいる一般公開講座の第3回として、「大隈重信と同志社」を2012年10 月13日(土)に徴古館(佐賀市内)で開催しました。佐賀出身の大隈重信侯は、「学問の独立」を謳う早稲田大学創設者として県内外で広く知られています が、この講座では大隈侯や佐賀と同志社・新島先生のつながりについて支部事務局の富田紘次が講演しました。
まず、幕末に佐賀藩主鍋島家から娘が嫁いだ熊本藩主細川家で藩政改革が行われた一環として熊本洋学校が創設され、同校閉校後に学生が同志社英学校に転校し たことを紹介。次に、大隈侯に宛てて新島先生が送った手紙などから同志社大学設立の想いを辿り、それに対し大隈が経済的にも応え、また「君は同志社のこと を、わが輩は学問の独立のことを語り、共に民間教育のために尽力しよう」という大隈侯の精神的な共鳴があったことなどを紹介しました。当日は早稲田大学校 友会(稲門会)や大隈記念館はじめ、支部会員以外の方々にもお集まりいただき、京都・同志社・新島先生の存在を佐賀の方々に知っていただく機会となりました。